IoT データ総合マネジメントプラットフォーム技術

IoTデータ総合マネジメントプラットフォーム(仮称)

IoTデータ総合マネジメントプラットフォーム(仮称)を実現するためには以下の項目が重要な課題となります。
 1.クラウドに集めるデータを最小限に抑えられる
 2.エッジデータを総合したリアルタイム情報活用
 3.動的かつ柔軟なデバイス管理
 4.ネットワークの一時的な切断を踏まえたデータの整合性保証
 5.エッジリソースの安定的な利用
 6.個人情報保護規制への対応
以下にこれらの課題について当社の技術的取り組み成果についてご紹介いたします。

■IoT データ総合マネジメントプラットフォーム技術に関する動画

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1.クラウドに集めるデータを最小限に抑えられる

◆クラウドに上げるデータは階層型 DB から取得した結果セットのみ
◆セキュリティ上、生データをクラウドに上げたくない場合にも有効

2.エッジデータを総合したリアルタイム情報活用

◆発生したデータは末端 DB に登録後すぐに利用(検索)可能
◆クラウドでの DWH 構築・ ETL 開発が不要

3.動的かつ柔軟なデバイス管理

◆接続するデバイスの追加や接続先の変更を稼働中でも自由に行える
◆接続認証した全デバイスの接続構成と接続状況を管理。通信負荷・データ処理負荷等に応じた負荷分散再構成 やデバイスの死活監視を容易に実現

4.ネットワークの一時的な切断を踏まえたデータの整合性保証

◆ネットワークの不安定・故障・計画等によって一部の通信が一時的に切断された場合にも運用を継続し、全体のデータ整合性を保証する仕組み
◆データ整合性保証の原則は、階層型DB 内の各 DB が持つべきデータ構造やデータ内容を最新の正しい状態に保つこと。この原則はデバイスの新規追加時にも適用される

5.エッジリソースの安定的な利用

◆エッジデバイスのリソース (CPU ・メモリ には限りがあり、大量のデータを蓄積して処理することが困難な場合がある
◆階層型 DB はエッジデバイス内において登録レコード数の上限を定めた特殊なテーブル サイリックテーブルを選択可能。蓄積するデータ量を限定して DB による突発的なリソース不足や処理遅延を防ぎ、エッジリソースを安定的に利用する手段を提供する

6.個人情報保護規制への対応

◆「 EU 一般データ保護規則 (GDRP)」や「カリフォルニア州消費者プライバシー法 (CCPA) 」等の個人情報保護規制では個人情報の主体消費者等 による請求権 個人データの削除・参照等に対応可能なデータ管理が求められる
◆階層型 DB は個人データを各消費者の使用デバイスに保持して一元的に管理できる。管理者による当該デバイス内のデータ削除やアクセス権限の設定を容易に実現